リウマチとの暮らしのあれこれ

関節リウマチのこと、日々のいろいろ。アフィリエイト広告利用中です。

今頃に気づいたこと

持病で通院するようになって10年。

治ることはないというものたちなので、

一生のお付き合いになる病気です。

 

最初は身体症状症で、

通院し始めは布団から起きるのもつらく、

理由もなしにぼろぼろと涙があふれたり、

気持ちが悪くなったり頭痛がひどかったり、

いろいろな体調不良がありました。

そして、少し安定してくると、

今度はエネルギーを消耗しすぎて動けなくなる、という

なんとも面倒なことに悩まされることになりました。

現在は、活動時間を細切れにしつつ休息をいれたり、

夢中になって突っ走ることをやめることで

それなりにコントロールできるようになっています。

また、自覚しつつ疲労する分には問題ないということなので、

どうしても頑張りたいことを疲労と引き換えにと

完了させることもあります。

無自覚に疲労を重ねると本当に消耗するだけですが、

自覚があると自分なりに対策するのでどうにかなっています。

 

そして、その後関節リウマチになりました。

こちらは現実に関節に痛みを伴うので無理は出来ません。

また痛みは倦怠感を伴うことが多いので、

そうそう無茶は出来ないということになっています。

痛みを怖がってばかりいると、

したいことができないという不満がたまります。

痛みがでることと満足感を得ることとバランスをとって、

無茶はしないことを目標に過ごそうとしています。

そうはいってもこちらは少々付き合い方が難しく、

まだまだ丁度良い加減を見つけられていません。

 

身体症状症というのはあまり聞いたことがないかもしれません。

患者数は多いといいますが、私も知りませんでした。

簡単に言うとストレスがかかると体調が悪くなるのです。

でもいくら検査しても病気は見つからないのです。

精神的なことが身体的な症状を発生させるだけなので、

本当に治療が必要な身体的な病気はないということになります。

 

この病気を知りたくて調べていた時に、

適応障害と比較した説明がありました。

適応障害の場合は、とある状況下でのみ症状が出るそうです。

身体症状症は、ストレスを感じるとそれは何であれトリガーになります。

こんな状況で体調が悪くなる、という分かりやすい説明ができません。

あえていうと、不快な状態が続いていると体調不良が出るのです。

私の場合は頭痛や吐き気、めまい、胸の痛みが多いですが、

脚がしびれたり、ふるえたり、いろいろと種類はあります。

ストレスへの対応を学びつつ、

あまりひどい体調不良を出さないように

自分で気を付けて対策できることは対策する、という感じです。

 

こんな感じなので、約10年の間は静かに消耗しないように、

また体を酷使しないようにと過ごしてきました。

そんな日々にも嫌気がさしていたのです。

少々の不具合はもう諦めて、したいことを優先しよう、と

今まで控えていた家事作業を再開しました。

つまり、数年の家のごちゃごちゃを片付け始めました。

部屋を片付けようと試みては、疲れ果てて停滞していたのです。

それを繰り返した結果、片付かない部屋が出現していました。

今は多少体調もよいのかもしれません。

なんだかんだと言っても、少し無理をしてもなんとなかなります。

ここで少し頑張ると、家の空気も変わる気がします。

以前のように花の寄せ植えを、とか望み過ぎてもいけませんが、

とりあえずは部屋を一つ一つ元の状態に戻したいです。

 

関節リウマチ対策で、いろいろと道具も増やしました。

少しずつ関節に優しい暮らしをすることも可能になってきたようです。

主に調理器具ですが、指に負担を強いないようにしています。

 

最近は発病前の10年前の自分と比べては嘆いていました。

思うように何も頑張れない日々の後、

少し気合を入れて行動し始めたものの、

どうやっても以前の自分のパワーには及ばない。

病気が忌々しいと思っていました。

でも、やっと基本的なことに気づいたのです。

10年たって、あちこち衰えても不思議ないです。

加えて、静かに体調を崩さないように用心していたのですから、

体力も筋力も減ってしまっていて当然です。

長い柄の箒で落ち葉を掃除していてもわかるのです。

箒の勢いにそれをコントロールする自分の体幹が負けそうです。

 

まずは、普通の家事を普通に実行できるたように

体力と筋力が必要そうです。

10年分を少し諦めて受け入れたら、

気持ちが少し楽になりました。

別に10年を無駄にしたわけでもないし、

10年で病気との付き合いを少しは学んで、

何かをしようと思える程度には元気が出てきたのでしょう。

とりあえずはそう考えて、少し前向きに行こうと思いました。