大変な見ごたえのある野球の試合が、
今日のメキシコとの準決勝の試合でした。
幸い時差の影響もそれほど邪魔にはならず、
午前中の放送という感じでしたね。
私があまりにも力を入れると、
応援している国が負けがちという印象があって、
実は少しいい加減によそ見をしながらの気分で見ていました。
こんなところでテレビ観戦のおばさんの一人の力が
現実にそんな影響力を及ぼすわけはないのですが、
なんとなくのめりこみ過ぎないように見ていました。
点を取られたり、取り返したり。
きわどいプレーに「チャレンジ」で判定を覆したり。
ビデオ判定の制度がいろいろなスポーツに導入されて、
微妙な判定を検証しなおせるのはよかったと思います。
大谷選手の気迫、打撃力、快走。
きっとみんなが驚いた周東選手の足の速さ。
吉田選手のホームランも、フォアボールを選び抜く選手たちの目も。
どれもどれもすごくて感動的でした。
厳しい球を投げ続ける投手陣も。
個人的に好きな山田・山川両選手の貢献も。
ずっと苦しんでいた村上選手の最終打席にも。
でも、素敵なゲームの相手のプレーも光るものがたくさんでした。
本当は、ちょっとだけ日本の負けを予感した瞬間がありました。
メキシコ、強すぎるよ、と。
点を取り返したと思っても、また一歩先に行かれてしまって。
アロザレーナ選手、レフトの固い守りの人。
何度長打を出しても、ホームランかもしれなかったボールも、
そのグローブに納めてしまう人でした。
ずっと付きまとっていた私の心配も、
最後の大きな打球と快走でのサヨナラ勝に吹き飛ばされて消えました。
チームの絆も、個々人の才能も、全部がまとまって開花したのが
今日の試合だったのではないかと思ったりしています。
最強といくら言われても、
本当に試合に勝ってみないことにはわからないのが野球、と思います。
これまでだって、日本もそうですがアメリカなども苦戦する大会がありました。
だから、今度こそ決勝に進むことができて、すごくほっとしています。
思っていた以上に、自分が野球にのめりこんでいることにも気が付きました。
いよいよ明日が決勝の日。
ここまで来たんだから、と優勝を願ってしまいます。
明日もちょっとだけ斜めに構えながら、応援を送りたいと思います。